山下泰裕氏が全柔連会長、そしてJOC・日本オリンピック委員会の長としてではなく「柔道家の立場として」ウクライナ侵攻を続けるプーチン大統領へ向けてメッセージを発信した。
—ロシアのウクライナ侵攻に心を痛めていた。許されるものではない。1日でも早く止むことを願っている—
日々明らかになる非人間的な行為、残虐な映像。
武器を持った愚かな兵士たちの、武器を持たない民衆への卑劣な行い。

講道館・嘉納治五郎師範の言葉『自他共栄:相手を敬い感謝し信頼し助け合い、共に栄える』と同様に伝承されている言葉がある。
『尽己竢成:己を尽して成るをまつ』

かつて、山下氏は紛争に巻き込まれ傷ついた付いたチェチェンの子供たちを福岡に招聘して交流会を行ったという。
プーチン大統領は来日した際「チェチェンの子ども達を励ましてくれた。ありがとう」と山下氏にお礼の言葉を述べたという。

山下氏は、軍事行動へと突き進む現在のプーチン大統領を見て
「あのときとは大きく違う、別人。非常に残念」と語った。
柔道家の言葉が届く事を願う。