五輪大魔王がお縄を頂戴した為、スポーツイベントに関わる暗渠が白日の下に晒されようとしている。
「ずぅ~っと変だと、思ってはいたけれど、あの人に頼めば、可能になっちゃう」と、一国の政治家や、競技団体の長、招致運動に関わった元トップアスリートたちが一片の疑問も感じなかったとしたら悲しすぎる。
国籍も、民族も、宗教も、言語も、思想も異なる者同士が、
大きな合意を得る為に、必要なモノ、それは崇高なオリンピック精神と、お金。
世界的なスポーツイベントを日本に掴み取ってくる大魔王の怪力の源泉は巨額のお金ではないかと、五輪招致、開催に関わった方々は全く疑問を抱かずに招致活動、開幕関連イベントなどを推進、敷衍、出席していたのだろうか。
あの人、大丈夫?!危なくない?
って思ってはいたけれど、言い出せなかったのだろうか。
異口同音に、お題目の如く「五輪招致=子供たちに夢を!」と喧伝するけれど、子供たちは、子供たち自身で、望む夢を探し出せる。どうか、五輪を押し付けないで欲しい。
このままでは次の世代に遺されるものが”負の遺産”ばかりになってしまう。
五輪招致は「救国策」ではない。
今、東京五輪のメインスタジアム、国立競技場の周辺は、反対派の声を圧殺し、美しい神宮外苑の樹木を切り倒し超高層ビル建設へ向け「改修工事」が始まろうとしている。