千葉県海浜幕張にあるZOZOマリンスタジアムはロッテマリーンズ佐々木朗希投手の完全試合達成で大きく様変わりをした。
スタジアム正面には「PERFECT GAME」という文字と快挙を達成した瞬間の佐々木朗希のバックショットでデザインされた巨大ポスターが掲げられている。
ここが今や、ロッテファンは勿論、対戦チームのファンにとっても記念すべき「萌えポジション」
佐々木が先発した6日、入場時に佐々木朗希投手の完全試合記念グッツが配布された。

試合開始、4時間前、売店が軒を連ねる正面のベンチは既に人で埋まっていた。
試合開始、3時間前、佐々木のポスター周辺は、撮影会のようだ。当日券売り場には敷地を囲む様な行列が出来た。そしてオフィシャルショップの入り口にも行列。
試合開始、2時間前、当日券を求めるファンの列はスタジアムの外周道路まで延々数百メートル続いていた。更に最寄りの海浜幕張の駅周辺にも人、人、人。

「怪物」が及ぼす、周辺への波及効果は計り知れない。
スタジアムは満員、売店や、近隣の駐車場、交通機関、コンビニ、飲食店にも人が溢れる。毎週1度、こんな光景が秋まで続けば、この街、ホームタウン海浜幕張は必ず大きく変わる。
かつて、“親分”と親しまれた日本ハム大沢啓二監督が「幕張には伊良部クラゲがいる」と本拠地で好投するロッテのエース伊良部を表したが、今、幕張には「超獣・佐々木朗希」がいる。
ファンからこんな声を聞いた。
巨大ポスターや、記念色紙に「松川虎生捕手(18)も加えて欲しい!」
快挙達成は、佐々木投手だけのチカラ、ではない。

若きバッテリーは、幕張から大海へと漕ぎ出したばかり。