「このたび、●年間に渡り担当してきた凸凹番組を卒業することになりました。ここまで私が成長を出来たのも、ひとえに視聴者の皆様の、お陰で・・・」
と、3月ともなるとテレビ界では、民放の様々な番組の最後に”小芝居=卒業式もどき、お別れの儀式”が押し売りされる。
今やNHKまで、ニュース担当アナウンサーが涙目のカメラ目線で、御礼と展望、民放のアナと、ほとんど同んなじ台詞を語っていた。身内に花束まで贈られたり、贈ったり。
貴重な放送時間を、全く無駄な”小芝居”に使っていた。
彼の地では、今も銃弾が飛び交い、罪のない命が傷つけれれているのに、視聴者の誰も望まない、ママゴト卒業式が垂れ流されていた。
いつからこうした、単なる会社の配置転換、人事異動を「寸劇・お別れの儀式」として行う悪習が始まったのだろうか。
お宅の社員の、ご大層なお別れの挨拶の尺、そう30秒もあれば、大事な出来事が「視聴者に」伝えられたはずである。
再考を促したいと、切に願う。