東京五輪・パラリンピックの総括もせぬうちに、次は札幌に冬季五輪を招致へ、だそうだ。国立競技場を始めデザインを変更し、マラソン競技を札幌に移し、開幕1年延期し、無観客での開催となり想定外の事だらけ。世界に名を馳せた、IOCぼったくり軍団に良いように財布から金を巻き上げられて、その精算も終わらぬうちに、札幌開催と、JOCが挙手・・・。もう「子どもたちの夢」の押し売りは勘弁して欲しい。開催のための膨大な予算は数年後、「子供たち」が大人になって背負う負債となる。夢だ希望だ、という飴玉の中には苦い悪夢が仕込まれているのだ。そしてその苦い飴玉を今回の東京五輪・パラリンピックで嫌と言うほど、舐めさせられた。橋本聖子会長、山下泰裕会長、選手としては日本の夏冬を彩った文句の付けようのないアスリートだった、が、今や、五輪招致の亡者へと成り下がってしまった。